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「スペイン」にならなきゃダメですか

スペインは強かったですね。
序盤・中盤・終盤、隙がないよね。

 

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1.何が強い? ~チーム哲学~

 

守備役/繋ぎ役/攻撃役と役割ごとに「分断」 しすぎるのではなく、
11人一体が、さながらスイミーのように、「スカッド」 として連動して動けること。

いわゆる「同じ車両で動く」というやつ。


だからこそ、長短のパスが繋がりやすい。

だからこそ、こぼれ球を再度回収しやすい。

だからこそ、守備時には相手の突ける穴が無い。アルゼンチンでさえ窒息させられ続けた。


スペインは「パスサッカーが強い」というのは、 この原則にもとづく”結果”でしかない。

(にもかかわらず、その”原則”がそもそも無い中で「 強いパスを細々と繋ぐこと」が目的になると、
それは単なる「爆弾の押し付け合い」にしかならない。)

 

 

 

2.何が強い? ~個人戦術~

 

”原則”が整っていたって、 例えば僕のような下手くそが11人集まっているだけならば当然意味がない。

じゃあスペインの選手は何が「上手い」から、 この原則に意味を持たせているのか?


いわゆる”足ワザ”的な部分は、 ヤマルやニコは目立ってはあれど、
全体としてはぶっちゃけそこまで突出して上手いわけでもないと思 う。
(だったら、ブラジルとかの方がよっぽど上)

 

ただそれ以上に、「基礎技術」がとにかく高い。

じゃあ「基礎」って何?

 


そもそも論、サッカーとは所定の時間内で、 相手からより多くゴールを取った方が勝つスポーツ。
そのための”邪魔”になるのが相手の存在。

 

であれば、
①その相手を「かわす」「剥がす」ことができれば、 よりゴールに近づく。
②その相手を「追い越す」「競り勝つ」ことができれば、 よりゴールに近づく。
③その相手を「削る」「威圧する」ことができれば、 相手は怯んでまたゴールへと近づく。

 

結論から言えば、スペインは①が突出している。

(なお②は主にスラブ圏やアフリカのスタイル、③は②の派生系として主に南米のスタイル)

 

相手がプレスをかけてきたら、 その勢いを折るようにドリブルコースを変えて相手を出し抜く。
相手が意識を欠いている箇所の味方に、 パスを様々な角度から当ててボールを前に運ぶ。
その「意識を欠いている箇所」を創出すべく、 素早くポジショニングを直す・その場にとどまる。

 

細かいマニアックな用語はさておき、本当にこれだけ。

だからこそ必要になるのが、トメルケルはもう当たり前の前提として、「正対」だったり「運ぶドリブル(コンドゥクシオン)」だったり「インサイドキック 表/裏」だったりの個人技術。

 


こういったシーンは、 スペイン代表を追っていればいつでも見られるようなシーンです。
ペドリ、ダニ・オルモ、バエナ、ファビアン・ ルイスあたりの動きは、1人にフォーカスして追うだけでも相当な収穫があります。

 

そして、そこをベースに、ヤマルやニコといった「 トリックスター」がスパイスになる。
だから、各駅停車のパス一辺倒では終わらず、”その先” を割って入ってさらなる一歩を踏み出すことができる。

 

またさらに言えば、こうした「チームの胎動」 全体をコントロールする、”ピッチ上の監督”がいること。
これがめちゃくちゃデカい。マジでデカい。

 

 

それはつまり、チームの動きの「重心」であり、「錨」 となる存在。

それが、「アンカー」であり「ピボーテ」と呼ばれる存在で、 ブスケツやらロドリが担う役目。


だから、ロドリは大会MVPなんです。


これ、僕が知る限りではありつつも、 日本のトップクラスにはこのタイプの選手が本当に”居ない” んです。

(要するに、育成指針の中で、後述の「美学」によって高く評価されないから育たない)

 

 

 

3.日本に応用できるか?

 

多分無理。

 

やっぱり、「文化」が違いすぎる。 それをワールドカップでは再度痛感しました。

 

スペインで求められる要素は概ね上述の通りであるのに対し、
日本では「球際」「縦に早く」「球離れ・テンポよく」 が重視される。

 

相手を”動かす”サッカーというよりも、 まずは自分からアクションを起こすサッカー。


だから、純粋に「アスリート能力」が高ければ高いほど良い。

ちんたら走る「錨」なんかよりも、 オープン合戦でヒートマップを真っ赤にできるような体力オバケこそ礼賛される。

 

だから、 遠藤航やら佐野海舟やら前田大然やら堂安律やらが次々に生まれる 。

 

 

そういう選手たちに、 というかそういうスタイルが美徳とされる国に対して、
「スペインに倣え!」を急に言い出してもまず無理な話で。

 

上述のサッカーを成り立たせる「ロドリ」も「ブスケツ」 も居ないのにこれをやったって、

チームバランスが瓦解するだけで終わってしまう。


本当にそれがイケるならば、 志半ばでJを去ったロティーナやらポヤトスやらアルベルやラバインやらは
とっくに「名将」 として称えられていくつものタイトルを手にしていたワケで。

 

だったら、無理にヨソのやり方を嵌めるのではなく、「 日本の強み」 をさらに伸ばせる方向で行った方が良いと真剣に思ってます。
(というか、入れたところで「○○のサッカーは守備的で退屈」 とサポーターから切り捨てられるのがいつものオチ…)

 

 

4.日本の強み(美学)って何?

 

走力・球際・献身性。

 

これは、今大会を見ても、しっかりと世界にも通用していた部分。


ブラジル相手にさえ、前半はまさにこの最たる人物である佐野・ 前田がキーマンとなって
完璧なゲーム運びを見せていた。


けど、 それでもやっぱりトーナメント1回戦の壁を突破できなかった。

 

 

ということは、「まだ足りない」。

まだ足りないなら、伸ばすしかない。

 

そして、このサッカースタイルを伸ばした先にいるのは、 スペインではなく
アルゼンチンやらウルグアイやらパラグアイやらの荒々しい奴ら。


あいつら、スイッチ入ったタイミングの”圧” はそれはもうとんでもない。
猛獣そのもので、 相手はそこに噛みつかれるのをただ甘んじて受け入れるしかなかっ た。

 

日本の「品行の良さ」はできれば保たれてほしいなと思いつつも、 世界で勝てるように
本当に強くなるためには、多少はそれを犠牲にしてでも、” その方向性”に進むことを決意するしかないのかも。
(そういう意味で、日本人としての「品行」 をとにかく大事にしていた森保監督の退任はちょっと心配でもある 。)

 


次の世代に向けて、今が正念場。
今が、「本当の強み」 を見つめなおすタイミングなのかもしれないです。

2025シーズン J2ベストイレブン


プレーオフ決勝前ですが、今年のJ2を振り返って、その記録のために主観マシマシのベストイレブンをここでは書き記したいと思います。

 

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布陣は3-4-2-1です。


GK
田中 颯(徳島) 38試合24失点0アシスト
ダントツ最少失点の守護神は、やはり見逃せない。 セーブ率は事実上(※1)リーグトップ。その下に並ぶ現・ 千葉のホセ・スアレスから実力でポジションを奪い取った通り、 終始にわたって安定感を維持した。

※1:セーブ率の公式の1位は、"急造GK"としてセーブ率「 100%」を記録した大分のMF池田廉であるため。


DF(RCB)
石田 侑資(いわき) 38試合1得点1アシスト
タックル数、デュエル勝利数、 こぼれ球奪取数でリーグトップに躍り出るスタッツリーダー。 最後尾から"噛みつく" 守備で走力自慢のチームに後方からエンジンをかけ続け、 シーズン後半戦の爆進の鍵となった。


DF(CB)
鷹啄 トラビス(水戸) 30試合1得点0アシスト
「ドラマ性」ゆえの評価軸かもしれないが、 それでもJFLからの飛び級初年度に、 途中からスタメンを奪取し、 チームごとJ1へ押し上げた漢の放つ光はあまりに眩い。 身体能力ゆえの迫力も、遺憾なく発揮した。


DF(LCB)
岩下 航(熊本) 35試合2得点1アシスト
チームは無念の降格。しかし、腕章を巻いてひとり気を吐いた。 特に地上戦において猟犬のような力強さとしつこさで存在感を発揮 。左サイドに鍵をかけ、 ウインガーをことごとくポケットに入れた。

 

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MF(CM)
高嶺 朋樹(札幌) 36試合10得点3アシスト
ベルギー1部から突然帰還した神童は、「 守備スタッツで軒並みリーグ上位ながら2桁得点」 の事実が示す通り、リーグを荒らすだけ荒らした。 力強い対人守備、左足の精度。代表クラスと言って過言でない。


MF(CM)
大崎 航詩(水戸) 31試合2得点3アシスト
序盤は負傷で出遅れた中、突然へのボランチのコンバート。 それでも、主将は淡々と仕事をこなした。「回収屋」として守→攻へのスイッチを入れ、若きチームを後方からサポート。水戸を「 まだ見ぬ景色に連れて行った」キャプテンとして、 クラブ史にその名を力強く刻んだ。


MF(RM)
真瀬 拓海(仙台) 38試合0得点6アシスト
もちろん贔屓目は多分に入る。しかし、全試合に出場し、 そのすべてで気迫のこもった上下動、力強い対人守備、 痛快な単独突破を披露し続けた「右の覇者」 を外す訳には行かない。Passionを最後まで体現した。


MF(LM)
齋藤 俊輔(水戸) 27試合8得点1アシスト
途中退団の津久井の穴を埋めるどころかそれを塗り替えた20歳の 俊英。細かいステップの高速ドリブル、 そして力強く無慈悲な一撃で首位チームの攻撃を牽引。 堅実なチームで一際強い"色"を放った。

 

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FW(RF)
マテウス ジェズス(長崎) 38試合19得点6アシスト
反則級の推進力と決定力は今季も健在。 悔しさを呑んだ昨季の雪辱を、 今季もピッチにしっかりとぶつけて自動昇格に貢献。 足でも頭でもミドルでもタップインでも点を取れる「元ボランチ」 がJ1に再び挑む。


FW(LF)
渡邉 新太(水戸) 31試合13得点7アシスト
大分の契約満了後に水戸に"拾われた"形だが、 終わってみればチーム得点王としてクラブ史上初の昇格に貢献。 1.5列目から潜り込むスタイルはチーム哲学とマッチし、 面白いようにチャンスが訪れた。


FW(CF)
マルクス ヴィニシウス(今治) 36試合17得点5アシスト
初のJ2参戦の今治の躍進は、この男なくして語れない。 ブルドーザーのようなフィジカルと絶え間ない動き出しで地上でも空中でも存在感を示し、得点を量産。「カテゴリーの差」 は彼には全く関係なかった。

 

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★番外編★
最優秀スーパーサブ
川﨑 一輝(磐田) 30試合3得点6アシスト
出場30試合のうち、何と29試合が途中出場。しかし、 出ればサイドの「切り札」として、 キレのある突破や鋭いクロスで"流れを変える" 役目をしっかりと担った。昨季は1試合の出場に留まったが、 今や欠かせぬ戦力だ。

 


最優秀若手
齋藤 俊輔(水戸)

神代(熊本)と迷ったが、チーム成績を加味して齋藤を選出。 津久井や寺沼の退団や、 途中加入後即負傷離脱した根本の穴を感じさせなかったのは彼の躍進があったからこそ。「ゴール」 を目的にした明快で曇りないプレーで、 弱冠20歳にして見事にチームを栄冠に導いた。 終盤の追い上げでJ1残留を掴み取った古巣の「トリコロール」 に、今度は対戦相手として自ら乗り込む。

 

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年間MVP
大崎 航詩(水戸)

上でも言及した通り、やはり「主将」 としてチームを初のJ1へ導き、 コンバートも受け入れて昨年の契約更新時の宣言(※2)を" 有言実行"した点がとにかく印象深い。特にシーズン後半戦、 チームが若干調子を落とす時期もあったが、 それでも目標のためにブレずにチームを鼓舞し続け、 自らの仕事を全うし続けた姿、その背中は、 若いチームに絶大な安心感と頼もしさを与え続けたはず。 今季のJ2リーグの"陰の主人公"として、MVPに選出した。

※2:昨季の契約更新時のコメント
https://www.mito-hollyhock.net/news/p=40071/

 

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以上が年間表彰になります。

なお、選出の上で"迷った" 選手もせっかくなので名前だけ載せます。

 

GK
後藤 雅明(長崎)
ホセ スアレス(千葉)
田川 知樹(富山)

 

DF
山田 奈央(徳島)
市原 吏音(大宮)
江﨑 巧朗(磐田)
岡庭 愁人(山口)
大森 渚生(水戸)
江川 湧清(長崎)

 

MF
鎌田 大夢(仙台)
鹿沼 直生(徳島)
山口 蛍(長崎)
ディエゴ ピトゥカ(長崎)
小島 幹敏(大宮)
翁長 聖(長崎)
イサカ ゼイン(千葉)
山下 優人(いわき)
朝倉 廉(藤枝)

 

FW
カプリーニ(大宮)
塩浜 遼(熊本)
カルリーニョス ジュニオ(千葉)
ルーカス バルセロス(徳島)

 

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今回の記事は以上です。

 

こう見ると、チーム成績通りに躍進した選手もいれば、 チーム成績とは裏腹に気を吐いた選手もいて、サッカーという「 チームスポーツ」はやっぱり何が起こるか分からないですね。。 だからこそ面白くもあります。

 


週末のプレーオフ決勝、 正直千葉にも徳島にもどっちもJ2から出て行ってほしいので両方勝ってほしいですが、意地と意地のぶつかり合い、 これは純粋に楽しみです。


それでは、また。

百年構想リーグに向けて

ここでは来季の0.5年の「百年構想リーグ」に向けて、 思いを綴ろうかなと。


皆さんご承知の通り、このリーグは特例的な立ち位置として
・半年間の実施
・昇格も降格もない
・地理的に近しいJ2,J3のチームとだけ対戦する


というようなもので、率直に言ってしまうと興味や熱量は( 昇格が懸かったようなこれまでの通念シーズンと比べて) 低いです。

J2,J3の近隣チームだけが対戦相手というのもあって、 現地に足を運ぶ気持ちも正直気乗りしないです。


そんな状況下で、何を期待すればよいのか? 何を楽しみにすればよいのか?

 

 

「若手選手の実戦での経験値アップ」

 

 


これに尽きるでしょう。

 

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率直に言うとこのオフは厳しい冬になると思います。


これまでの主力選手、半分は居なくなると思っています。

 

むしろ自分の中では明確に、「 あなたはもうこんなリーグいいからもっと上の舞台で輝いて、 早く代表とか海外クラブに見つかってくれ」という存在もいます。


セレッソで"彼"が絶対的主力として重宝されて「 確実にもう数年は帰ってくることはなさそうだな」 という状況さえも、 私は強がりでもなんでもなく純粋に嬉しいです。

 


ともかく、そうした存在が大量に抜けることは、 悲しくもありますが同時に若手選手にとってはこの上ないチャンスでもあります。

私は「新陳代謝」の良い機会だと、 あえて前向きにとらえることにします。

 

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加えて言えば、クラブの経営がまた厳しくなった以上、 そもそもの年俸も比較的高い、 市場価値があって移籍金収益も期待できる選手を送り出すことは、 「クラブ」にとっても少なからず利のあることだと思います。


あとは、 ロクでもない高年俸助っ人を懲りずに連れてくる強化担当者をさっさと追い出すことですね。

 

 

 


でもそんなに主力が抜けたらチームがぶっ壊れるのでは? との心配も当然あると思いますが、 これまた本当に運が良いのは来季は「昇格も降格もない」 ことです。

つまり、内容が面白ければ結果なんか4-33とかで負けようがなんだっていい。本心でそう思っています。

 


「目先の結果」にとらわれて"育成"にも"成果" にも気を遣わねばならなかったここ数年の状況から少し頭を冷やし 、「未来への投資」 に本腰を入れて取り組めるタイミングが今なんだろうと思っています。

 

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「 そうは言ってもほかのクラブも同じ条件なんだし同じこと考えてるでしょ?」

 

それはごもっともだと思います。J1から落ちてきた組だって、 再起のためにこの半年間を絶好のチャージ期間としてとらえているはずです。

 

 

 

 

しかし、うちの指揮官は「森山佳郎」なのです。

 

 

 

これが決定的に、他のクラブと違うポイントなのです。

 

 

戦術面や采配面では、率直に言って「昇格を狙える」 レベルではないとこの2年間で痛感しました。
優秀な参謀を抜きにしては、この指揮官だけでは正直「限界」 があります。

 

「前半にネットを揺らすべきだった」「満員のサポーターの前で、 死に物狂いで勝ちに行け」


そんなことはランダムに選んだ野良のサポーター誰だって全員思ってます。

 

 

じゃあどうネットを揺らすの? どう勝ちに行くの? 狙いどころ・耐えどころは何なの?


その明確な指針がないままタレント陣に"頑張らせる" サッカーでは、 当然ですがしっかりと積み上げを行った他チームと比べて甘さや幼さがありました。

 

 

 

 

 

 

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でも、うちの指揮官は「森山佳郎」なのです。

 

 

彼は、これまでのJFAでの輝かしい経歴も示す通り、「 子どもたちを"プロサッカー選手"に育て上げるプロ」なのです。

 

プロサッカー選手としてのそもそもの姿勢、生き方、考え方、 それらすべてを全身で伝え、浸透させ、 そして自然とその子供たちに"慕われる"ような、 唯一無二の存在なのです。

 

 

だから、この半期が「育成のチャンス」と言っても、 他のクラブが言うソレとは期待感も信頼感も絶対に違う。

 

「ゴリさん」なんて愛称で呼ばれ、 誕生日に顔面にケーキをぶちまけられるプロの監督はほかで見たことはありません。

 


一緒に笑ってくれるし、一緒に泣いてくれるし、でも"大人" として背中をたたいてケツをたたいて闘魂を注入してくれる、 それが「森山佳郎」なのです。

 

 

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だからこそ、これらの状況すべて踏まえて、 半期の来季に期待するとしたら「 若手選手の実戦での経験値アップ」に尽きると私は考えています。

 

 


これまた幸運なことに、今このチームには有望で、 面白い若手がたくさん居ます。


爆発力と推進力でラスト2節の信頼を勝ち取った南創太、

練習試合で結果を残し続けるが実戦に飢える「快足肉食獣」 の安野匠、

クラブユース杯でベガルタユースを全国2位にまで導いた「ナマイキブルドーザー」古屋歩夢等々…


"イキの良い"若き獣たちがそろってます。彼らが「プロ」 として大成する姿は、楽しみでなりません。

 

(中田ユウ選手は、 どこまで阪南大からこっちに比重を置かせて大丈夫なものか未だに分かっていません。。)

 

 

 


特に前線の選手は、年齢関係なく「俺が俺が」 の精神の選手が私は大好きなのですが、 そういう姿が実戦で見られるならばようやくあの"7番" の背中の幻影も上塗りされると期待しています。

 

「チームを勝たせられねぇ奴より俺を出せ」


「俺がチームを勝たせられないならピッチに立つ意味ない」

 

これぐらい言いそうな選手たちが、今はそろっていると思います。

 

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ということで、年明けから始まる「百年構想リーグ」は、 今までの熱量ではないにしても暖かい目で、 なおかつ未来に向けたものとして気持ちを切り替えて、 楽しんでいければなと思います。

 

 

 


とはいえやっぱり対戦チームとかスタジアムとかへの興味はこれまでよりもはるかに低いので、、、
やっぱり全国規模のリーグでやりたいですし、 もっと根本言えば当然J1に上がりたいですね。

 


「チームはそうでもないけど応援"は"熱いチーム」という評価、 もういいです。

鹿島や柏やガンバとかのように、 応援の熱量もチームの実力も共鳴するような、 そんな存在のクラブにまたなってほしいなと切に願っています。

 

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そして、それを成し遂げてくれるような未来の"獣" たちが牙を研ぐ期間として、 この半年間は有意義に使ってほしいです。


ではでは

2025シーズン ベガルタ仙台 選手評価

今シーズン、改めて皆様お疲れ様でした。

 

「サポーターのここが凄かった」とか「クラブ経営について」 とか「そもそものシーズン方針の是非」とか「監督・ コーチ陣への評価」とか、 言いたいことはもう山ほどあるのですがキリがないので、ここでは
「各選手の今シーズンのパフォーマンス評価」 についてのみ綴りたいと思います。

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評価凡例
S:シーズンMVPクラス
A:かなり頑張った
B:光るものを所々に感じた
C:悪くなかったがもっと行けた
D;残念に感じることの方が多かった
E:特筆して何かは感じず
F:

 


1.堀田 大暉:C
突如登板を命じられたダービーを含め、連勝にしっかりと貢献。 鋭いフィードや大宮戦でのPKストップで存在感をたしかに示した が、「キーパー」としては林に最後まで及ばなかった。


2.髙田 椋汰:C
昨年に比べて出場機会は激減しパフォーマンスも振るわず。 弾丸ミドルでの2得点や終盤2試合での復調ぶりは際立ったが、 エンジンがかかるのが遅かった。真瀬に軍配。


3.奥山 政幸:B
特に攻撃面において、衰えも正直否めないが、 それでも対人守備の安定感やスペースを埋める働きは流石の職人芸 。チームを支える陰のリーダーとしても存在感を十分に示した。


4.湯谷 杏吏:D
プロ1年目とはいえ大卒選手としての加入な分、 即戦力として期待されている要素は大きかったはず。 ボランチとして挑戦を続けるかCBでの大成を狙うか、 勝負どころ。


5.菅田 真啓:C
空中戦の強さや身体を張ったブロックは流石だが、 特に足元の判断での、時折見せる「雑な軽さ」 は大きなリスクでもあった。 シーズンが進むにつれて精細を欠いた印象。


6.松井 蓮之:B
菅田と逆に、後半戦に向かって徐々に調子を上げた。「狂犬」 ぶりはますます進化し、 奪われても即時奪回で攻撃を継続できたのは彼のおかげ。 離脱の多さがとにかく痛かった。


8.武田 英寿:B
ダービーでのセンセーショナルなFKは彼のサッカー人生を間違いなく刻んだ。パスセンスも随所に示したが、 ヒラのプレーの粗さは否定できず。 ロストの起点になることは少なくなかった。


9.エロン:D
闘いの姿勢や盛り上げ役としての存在は大事だったが、 やっぱりFWは「数字」で示せないといけない。 前半戦の3ゴールだけでは当然満足できず。 ストライカーとしての"怖さ"はなかった。


10.鎌田 大夢:A
チームの絶対的心臓として、堂々の全試合出場。 テクニックや戦術眼はさることながら、フィジカル面・ メンタル面でも大きな成長を見せ、自ら声を上げて「 ピッチの指揮官」として頼もしい振る舞いを続けた。ゴール・ アシストが足りないポイントだったが、 この男抜きにこのチームは成立できなかった。


11.郷家 友太:B
もちろんチーム最多の10得点という結果、 そして腕章を巻いてのプレーはチームを助けた。しかし、「もっとできた」。"消える時間"の多さは、 キャプテンとしては率直に心細く感じた。

 

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14.相良 竜之介:C
序盤の大怪我は不運だったが、 復帰後すぐにゴールを重ねたあたり、 その実力には疑いないことを示した。だからこそ、 決定機逸の多さ、 そしてその焦りに伴うようなプレーの空回り具合は、 試合が進むごとに徐々に露呈した。


15.南 創太:C
これからに期待の高卒ルーキー。 圧倒的なスピードと力強い推進力で、 終盤は自らの手でメンバー入りを勝ち取った。 主力級の活躍さえ求められるような大器の予感。


17.工藤 蒼生:D
評価を上げた昨季と一転、最後までエンジンのかからないような、 どこか迷いを抱えたままのような、そんな晴れないプレーに終始。 タレント揃いのボランチで頭角を現せなかった。


19.マテウスモラエス:C
3番手CBではあったが、 出た試合では流石の身体能力とスピードを披露。 判断力や技術力が怪しい場面もしばしばあれど、 昨季よりはだいぶ頼もしさが増した。


20.グスタボ:F


21.梅田 陸空:C
突然GKの2番手を堀田に譲ることになったのは、 本人が最も悔しかったはず。それでもチームを鼓舞し続け、 チームメイトみなからも「一番真面目でストイック」 と言わしめた存在。ただただ、今季も大きな「壁」 を超えられなかった。

 

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23.有田 恵人:D
スパイスとしてのインパクトを示した昨季と一転、 率直に何の印象もなし。オナイウ、 名願の途中退団は間違いなくチャンスだったが、 そこにも入れずに今季を終えてしまった。


25.真瀬 拓海:S
自分の中で、即答でのシーズンMVP。 在籍最古参選手としての矜持か昨季の悔しさゆえの意地か、 いずれにしたって若手時代に見られたような緩慢なプレー、 他人任せのプレー、雑な判断、心の弱さ、 そうしたものは今季1秒たりとも一切見せず。 90分トーンを落とさず走り続ける驚異的な走力、 対人守備での力強さ、 これまでよりも格段に上がった足元の技術およびパスセンス、 J2随一と言って過言でもない単独突破の推進力、 チームメイトを大声で鼓舞しそして構わず叱責するキャプテンシー 、それらすべてを、出場した「38試合」すべてで見せ続けた。 少なくとも7点分は、 誰でも決められるような特大決定機を外したが、 それでもお釣りが来るレベルで鬼神じみたパフォーマンスを通念にわたって維持。顔つきの変わったかつての「おちゃらけボーイ」 は、強く怖く頼もしく親しみ深い「長男」 としてその意義を示し続けた。


26.横山 颯大:E
出場なしのため採点対象外。サッカーIQの高さや判断力のよさ、 視野の広さ等は評判もかなり高いため、次世代の「心臓」 として今後に多大なる期待。


29.松澤 香輝:E
出場なしのため採点対象外。サッカーチームという「組織」 を支えるよき兄貴分として、 今年も残ってくれたことに心からの感謝。


32.山内 日向汰:D
札幌戦のFK弾でむしろ評価が「狂った」感が否めない。" チームプレー" を考えていないような奔放さやイライラを外にぶつける未熟さが目 立ち、終盤2試合は当然のメンバー外。


33.林 彰洋:A
今が全盛期かと思わせるほどのパフォーマンス。 至近距離でのシュートストップや可動域の広さは流石。 動きも直近2年よりも機敏さが増したと見え、 年齢を感じさせなかった。


39.石尾 陸登:B
「上手い」「サッカーIQが高い」しかし、肝心な場面での若さ、 粗さも同時に際立った。「能力値」 は鎌田と並び間違いなくこのチームで一番高いはずなだけに、 環境次第かもしれない。

 

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40.安野 匠:C
高卒1年目から練習試合で結果を残し続けてなお、 なぜこれだけ冷遇されねばならないのか理解に苦しむ。スピード、 そして何よりもゴールに賭ける野心。今後の爆発に期待しかない。

 

42.石井 隼太:B
サイドバックの3番手という難しい立ち位置でも、 コンスタントに出場。 縦へのイノシシ突破や左足での高速クロスは間違いなく武器。「 飛躍」のあと一歩手前という印象。


44.井上 詩音:A
「成長」「Passion」を誰よりも体現した男。加入初年度、 序盤こそミスの多さや判断の甘さは目立ったものの、その" 成長過程" さえも見せ場にして今や誰よりも頼もしい守備の最重鎮。 競り合いの力強さや裏ケアの素早さ、 一つ一つの判断の迷いのなさや声を張り上げてチームを鼓舞する姿 勢はいつしか皆の手本。 振るわない前線を見てもどかしく感じた部分もきっとあったはずだ が、それでもチームの為を第一に考え、「自分に託された仕事」 に最後まで集中し続けた。だからこそ、 この男に悔し涙を流させてしまったことは、 チーム全体にとっての反省材料であるべきだと思う。

 

47.荒木 駿太:B
山内と対極に、「 チームプレー」を最優先に考えるプレーぶり、 基本的には持ち場を守りながら、 チームメイトを助けるために中盤の底にも逆サイドにも最前線にも 状況に応じて出張を続け、 こちらが心配になるぐらいいつまでもどこまでも走り続けた。 ただ、なぜあそこまでシュート技術が低いのかというぐらいに、 真瀬以上の頻度と重要度で決定機を外し続け、 それが残酷にも勝ち点に直結した。


48.中田 有祐:C
まず「チームビルディング」として、彼を「戦力」 として頼ることは良くないことだとは承知している。しかし、 大学生離れしたフィジカルの強さとメンタリティは、" 頼もしいFW"として欠かせぬ存在だった。


59.小林 心:C
3得点いずれも"90分台"に生んだゴール。清々しいほどの「 9番特化型」として十二分に存在を示したが、 欲を言えば先発での機会を掴んでいた夏場に「結果」 で答えられなかったことが響いた。


99:宮崎 鴻:B
見た目はハーランド、力強さはドログバ。 パワフルな空中戦でも果敢な裏抜けでも「前へのベクトル」 を強烈に維持してキャリアハイの8得点。しかし、"8得点" で満足していい器ではないはず。5か月連続ノーゴールは、 もっともっとやれたはずだった。

 

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ということで私の中での年間MVPは真瀬選手です。

覚悟が背中にも表情にも強く現れたパフォーマンスで、非常に心揺さぶられました。

 

 

ここからのオフシーズン、辛い日々が始まると思いますが何とか乗り越えていきましょう。

それではまた。

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「プロクラブ」として

ベガルタ仙台を狂信的に愛する皆さん。

 

 

皆さんは、この「ベガルタ仙台」に何を求めていますか?

 

 

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元々、このベガルタ仙台は、皆さんもよくご存知の通り「仙台市」を象徴しうる存在として生まれました。

 

仙台の代表、宮城の代表。そんな思いを載せて、言ってしまえば“行政”の息も多くかかって、それで生まれた存在です。

 

これは別に珍しいことではなく、Jに数多く存在する地方クラブはだいたいどこもそんな誕生経緯でしょう。

 

多少失礼な言い方をすれば、ベガルタ仙台とは仙台市民にとっての「サッカーを一生懸命頑張る“自分の息子たち”」だったのだと思います。

 

 

 

 

 

もちろん、今もそのようなモチベーションでこのチームに触れる人は少なくないと思いますし、それだけ地元に愛されている証拠だと思います。

 

 

しかし、県外各所を見渡せばその様子は少し変わってきました。

 

 

 

 

 

あるクラブはメガベンチャーに経営権を託してクラブのメインカラーさえも変え、今やJを席巻する覇権クラブになりつつあります。

 

またあるクラブは、数年前は公式戦でも1000人程しか集まらなかったところ、大きな企業を入れて資金力と集客力を強化し、今や僻地のスタジアムでも満員、J2でも初昇格のJ1でも旋風を起こしました。

 

そして隣を見れば、“地方”へのこだわりを捨てて東京のグローバル企業の地を本格的に入れ、かつて「圧倒的な負け犬」だったところから3年連続で我々を上回る成績を記録。

 

また最近話題のところでは、各国で“強権”を発動する外資企業に助け舟を求め、クラブの象徴さえも塗り替えてどん底からの突き上げを狙っているところもあります。

 

 

 

 

賛否両論はさておき、あくまでも“事実”として、

サッカーという娯楽・エンターテイメントの「ビジネス化」は日に日に進んでいます。

 

 

 

 

 

 

プロクラブとしてJリーグに所属するベガルタ仙台は、そういう組織と闘い続けて、そして彼らを“上回る”ことで生き残っていかねばならない。

 

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負けても「頑張ったね〜」で終われる少年サッカー団と違い、負け続ければプロとして、ビジネスとして、それ相応の報いを受ける。

そしてそれでも変わることができなければ、(昨年に2例あったように)「プロライセンス」すらも剥奪され、ゼロからのリスタートとなる。

 

 

 

 

残酷ながら、それが厳しい現実です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スポンサー問題。

 

 

ピッチ上のパフォーマンスと同等かそれ以上に、「クラブそのもの」の生死に関わる重要な存在です。

 

そしてその存在価値・大きさは、先述の情勢により日に日に拡大しています。

いわば、クラブが「プロとして闘い続けるため」の生命線なのです。

 

 

 

 

 

 

ベガルタ仙台ではよく「市民クラブ」という言葉が使われます。

 

 

〜あくまでも主体は市民であり、地元であり、そして“行政”である。〜

 

 

 

そういう意味合いだと捉えるのは、私の考えすぎな面もあるかもしれません。

 

しかし、ベガルタが今後も生き残り、そしてこれからますます「今よりも強くなる」ためには、そろそろ“外の知見”に対して門戸を開く勇気が必要であろうと強く感じています。

 

 

 

 

 

ここからはただの憶測パートゆえに的外れであろうと思います(信じています)が、

 

「おらたちの息子」のために結成された組織は、「おらたち」自身にとっての寄合や談話の場所にもなる。本業とは別の“羽休め”の場所となる。

その「おらたち」に対してもし美味い飯や酒を振る舞うものが居れば、その者はたちまち「おらたち」の中で愛され重宝される。

 

その状況下で例えば別の者が現れ、「おらたち」を同じようにあるいはそれ以上豪勢にもてなそうとする。

しかし、もしそれによって“最初の者”の立場が危うくなってしまうようでは、「おらたち」は最初の者に面目が立たない。

 

だから「おらたち」は、大切にしていた最初の者が気を損ねてしまわぬように色々と工面する。

それが、別の者との“別れ”という選択肢になったとしても。

 

 

 

 

 

実際にどうかなんて私のような野良の人間には知るよしもありません。

 

ただギリ客観的に言えるのは、「外の目や力」がないクローズドな状態下だと、上のようなことが“比較的起きやすい環境”となってしまうこと。

 

 

 

それを防ぎ、プロクラブとしてもビジネスの組織としても適正な運営、そして“今後生き残るための運営”を行うためにも、外の知見に対して間口を広げる勇気や姿勢は必要であろうと強く感じています。

 

 

 

 

 

Jリーグというサッカービジネス。

 

ピッチ上でのアスリートの戦いだけでなく、その背後のクラブでの「経営戦線」の色もどんどん濃くなっています。

 

 

現に「Jリーグ」ですら、(欧州に限らず)海外からは「選手を安価かつ安易に買える草刈り場」と化している状況。シーズン中に平気で連発される選手の海外流出。あれ歯止め効かせないと本当にやばいですよ。

 

でもチェアマンがあんな感じの限り無理でしょうね。正直、「リーグ」はもうどうでもいいです。

 

 

 

ただベガルタはそうあって欲しくない。

 

サッカーというエンタメ界全体がシビアな資本主義に取り込まれつつある状況下、ベガルタ仙台は「プロクラブ」としての在り方をいま一歩考えなくてはならないと感じています。少なからずの危機感さえもって。

 

 

 

 

 

 

「資金源」よりも「愛情と縁」を優先している限りでは、この世界ではいずれ淘汰されます。

 

 

私の愛する場所には、絶対にそうなって欲しくない。

 

 

 

 

 

 

皆さんは、この「ベガルタ仙台」に何を求めていますか?

 

私は、自分自身は「サポーター」ではないと思っています(一方的に消費して勝手に感動したりキレたりしているだけなので)が、

私は「プロアスリートとして自分にも勇気や闘魂を与えてくれること」、これを一番求めてるんだなと最近はっきりと気付きました。

 

 

ただそのためには、第一線の選手たちが精一杯それを披露させられるためには、その“土壌”がしっかりしていないといけない。

 

そのために、母体でありエンジンでもある「クラブ」に対しては、このシビアな世界で生き残りそして卓越するために、より既存の殻を破って積極的にチャレンジしていって欲しい、そう強く願ってます。

 

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2025

 

「PASSION」

 

ゴールドを纏う“全員”で、新たな初めの一歩へ前身する時です。

 

 

旅路

2018年12月17日

その男はやってきた。

 

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愛媛で育ち、阪南大で腕章を巻き、 神戸でプロになった24歳の男は、

 

慣れ親しんだ西の土地を大きく離れ、杜の都仙台へやってきた。

 

 

 

2018シーズンの出場試合数は、9試合で0得点。

 

当時、 イニエスタやダビドビジャの加入等で本気で国内タイトルを獲得し ようとしていた神戸にとって、

言葉を選ばずに言えば彼はサブ要員という立ち位置になってしまっていたのだろう。

 

しかし、 その当時から推しクラブのみならずJリーグ各クラブの試合を満遍なく雑多に見ていた私にとって、

その選手には少なからず” 光るもの”を感じていた。

 

 

左利き、本職はボランチ。

 

運動量や競り合いの局面ではやや引けを取れど、 ボールを持った際の姿勢の良さや一瞬の足さばきのスマートさ、 またピッチ全方位を見る視野の広さやそこにパスを届けられる足腰の柔らかさ。

 

チーム事情によって時には左SBを任されても、 そうした魅力が決して落ちない基礎技術の高さ。

 

「タレント」と呼べるほどのインパクトではないものの、 そのテクニックやIQの高さには何かしら惹かれるものを感じていた。

 

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そんな彼が、ゴールドを纏うことになった。


数日前に天皇杯決勝で敗れて涙に暮れていた中で、 一筋の光が差し込んだ。

 

 

 

 

 

しかし、2019年の仙台は開幕ダッシュに失敗した。いや、 大コケであった。

 

板倉、野津田、 奥埜などそれまでの躍進を支えた選手が大勢退団し、 チームは骨組みから瓦解。

 

開幕からの5試合は、開幕戦のスコアレスドローから4連敗。 チームは最下位に低迷した。

 

 

 


その男は、少し遅れて現れた。

 

第8節のアウェイ鹿島戦。仙台での初出場をスタメンで飾ると、 チームは0-1で惜敗しつつも攻守に存在感を発揮。

 

続くホームG大阪戦では永戸の同点弾をアシストし劇的な勝利に貢献。

 

さらにその次のアウェイ川崎戦では、加入後初めてのフル出場。

ホイッスルの瞬間まで足を動かせるくらいに、「試合勘」 を掴んできた。

 

 


ドラマはこの次の試合で待っていた。


第11節、ホーム広島戦。

 

1-1の同点で迎えた93分、石原崇兆のパスを受けたその男は、 前を向いていた。

 

パスは若干足元に入り込み、 相手のブロックもしっかり敷かれているような状況だったが、 彼は"前を向いていた"。

 


得意の左足をまるでムチのようにしなやかに、 そして力強く振り抜く。

 

低く鋭い一撃が、紫の壁の下を抜けて、 キーパーの指先をも抜けていく。

 

晴天で輝くゴールドのゴールマウスとスタンドを、 ド派手に揺らした。

 

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ゴール前でもみくちゃにされた「8番」の姿を、チームメイトが、 サポーターが、このゴールドに関わる誰もが、

 

その存在を認めた。

 

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終わってみれば、最悪のスタートを切った2019シーズンも、 中盤戦での4連勝もあり11位でシーズン終了。

 

デビュー戦となったら鹿島戦から第32節までの間、 全試合でスタメン出場を果たしたその男の存在なくして、

この逆転を成し遂げることはできなかっただろう。

 

しかし、この連続出場が途絶えてしまった要因、

度重なる足の「負傷癖」が、彼およびチームの今後を大きく左右する。

 

 

 


2020年。それまで長期政権を築いてきた渡邊晋氏が交代され、 現岡山の木山隆之が就任。


もはやゴールドの「主軸」として、 攻守両面に欠かせぬ存在となった彼はこの新監督にも重用される。


未曽有のパンデミックによって長らくのリーグ中断を強いられた状況でも、開幕から3試合連続スタメン出場。

 

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だが、その直後に再び悲劇は訪れた。


珍しく途中出場となった第8節の横浜FM戦。 接触プレーで右膝を負傷。

 

残り時間が少ないこともあり、 そのまま足を引きずりながらプレーするも、

95分の失点シーンではその身体が追い付かなかった。

 

 

そして、試合後に下された診断結果は、右膝の靱帯損傷。

 

膝にメスを入れ、2か月の離脱を強いられた。

 

 

 

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彼がピッチに戻ってきたころ、 はっきり言えば歴代最悪のチーム状況となっていた。


ホームでの公式戦勝利なし、所属選手の素行不良による解雇、 クラブの赤字発表。

 

そんな絶望的な状況下、 第33節のアウェイ清水戦ではこれに一矢報いる強烈な一撃を突き 刺してチームの勝利を導くも、

続く最終節、ホーム湘南戦ではスコアレスドローで試合終了。

 


「ユアスタ未勝利でシーズン終了」

 

この結果が確定するホイッスルの瞬間にボールを持っていた彼は、 普段めったに露にしない感情をこの日ばかりは隠さず、 ボールを大きく蹴とばしてピッチに崩れ込んだ。

 

 

 

 


パンデミック特例で降格が免除された2020シーズンであったが 、一度「負け癖」が付いたチームはやはりなかなか立ち直れない。


続く2021年には手倉森誠を招聘し再起を図るも、 チームは変わらず低迷。

 

また、同指揮官が志向するスタイルとのギャップにより、 本人に大きなケガはなくとも出場機会は限られ、

結果としてチームのJ2降格をピッチの上で阻止することができなかった。

 

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さらに久々のJ2の初年度である2022シーズン。

原崎政人監督のもとでJ1復帰を目指す矢先、 シーズン始動前のトレーニング中に再び右膝が悲鳴を上げた。

 


今度は2か月の離脱では済まず、診断結果は全治6~8か月の大怪我。

 


同じ箇所の怪我ともあり、 選手生命が脅かされるような事態であった。

 

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それでも、彼はいかなる時も、「漢」であり続けた。

 

 

先述の通り普段はあまり感情を出さないものの、

 

味方がゴールを決めたときにはピッチ上でもベンチからでもとにかく熱く称え、

 

また味方がラフプレーを受けた際には誰よりも早く相手に詰め寄る 。

 

 


ピッチ外では、 どんな時でも嫌な顔ひとつ見せずに老若男女誰にでもフレンドリーに接し、

 

悩んでいる後輩が居たら気さくに話しかける。

 

 

 


同じ大学の”某後輩2名” のように先陣を切って笑いを取りに行くタイプではないが、

 

皆を楽しませるためにはおふざけだって率先して買って先輩も後輩 もサポーターも笑顔にさせる。

 

 


けれども一人の時は、いつも神妙で真剣な面持ちで息を吐き、 静かに闘志を燃やしているような大人の姿。

 

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24歳で、見知らぬ東日本の土地にやってきた若武者は、

 


いつしかこの場所に、この町に欠かせない、


優しくて温厚で情に厚くて、

時々お茶目で少し不器用で、

 

でも根は真面目で意識が高くて、

常に何かを追い求めて虎視眈々と過ごす

 

「みんなのお兄ちゃん」となっていた。

 

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2023年。ベガルタにとって、 史上最も成績が低迷したシーズン。

 

伊藤彰、堀孝史両監督からも、 コンスタントに出場機会はあったものの"確固たる信頼" は得られなかった。

 

正直、試合の中でも、身体のぶつかり合いで負けてしまうシーン、 走って寄せ切れないシーンは少なくなかった。

 

 

 


それでも、たとえピッチでの出番が少なくても、彼を渇望する声、 スタジアムで「8」を背負う者、

彼を宗教的に愛する声は後を絶たなかった。

 

 

 

2019年に来仙してからの計5年間、 彼はプレーのみならずピッチ外の振る舞い一つ一つでも、

 

黄金を纏う「俺たちの兄貴」の地位を確立していたからだ。

 

 

 

 


2024年。底辺からの再起を図る仙台は、 森山佳郎監督を迎えてサッカースタイルの転換を図った。


相手よりも走り切る走力、球際で絶対負けない強さ、 とにかく勝利に向かっていくハングリー精神。

これが今まで以上に強く求められた。

 

 

華麗で、スマートで、 クールなプレーを持ち味とする彼がこのスタイルに適合できるか、

正直言えばネガティブな感情の方が私の中では上回っていた。

 

 

けれども、その男はやはり「本物のプロフェッショナル」だった。

 

私は一番の信者であるつもりが、勝手に彼を過小評価していた。

 

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スタメンでなかろうが、「チームの勝利」 に身を粉にして徹する姿勢。

 

今までのような美技は見せられなくても、89分からの出場でも、 チームがリードしているならば泥臭くその"役目"に応える。

 

 


90分走り回って疲労している味方のためにも、 怖がらずに相手に全力でぶつかる。

 

持ち前のテクニックと状況把握力で、 ボールが自分のもとに来れば"相手が最も嫌がる場所" に蹴り込む。

 


たとえSBだろうが右ウイングだろうが、 チームメイトのためにできることをすべて出し尽くす。

 

「走れるボランチ」が出場停止で出られないのならば、 久々のスタメンだろうが自分がそいつの分までしっかり走ってその1試合を絶対に勝たせる。

 

それが仮に綺麗でなくなって、 チームの勝利のためならば何でもできることをやる。

 

 


度重なる怪我を繰り返し、出場機会が減りつつあった「 テクニシャン」がまた一皮成長した姿を、

 

彼はプレーで、姿勢で、 堂々と見せつけた。

 

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そして同時にまた思い出した。


ピッチ内外で地獄だらけだった2023年、その"根源" たる出来事のあれこれでもうこのクラブについて考えるのが自分の中でひどく疲れ、

しばらく距離を取ろうと思っていたあの時、


ホームの徳島戦で、「 俺がこんな面白いプレーを見せているのにお前は居なくなるのか」 と言わんばかりの魅力的なあの縦パスで、

 


このクラブへの興味をほぼ"強制的に"呼び戻してくれたのは、 他でもない彼だったじゃないか。

 

 

 

それ以降も辛い試合は続いたが、彼の生きざまを見ること、 彼と同じ番号を背負うこと、

それ自体がもはや「目的」となって、 結局このクラブに執着し続けることできていた。

 

 

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そんな男が、ゴールドのユニフォームを脱ぐ。


J1時代の仙台を唯一当事者として知り、 それ以降の苦悩の日々もすべて経験し、 計7人の指揮官から指導を受けてきた男。


歓喜の瞬間も悲劇の瞬間も、 いつもこのエンブレムとともに過ごし、 ベガルタに関わる多くの者をその存在ひとつで、 オーラひとつでどこか安心させ続けてくれたみんなの兄貴。

 

 


2024年6月16日。

ホーム長崎戦で、 3年ぶりにユアスタのゴールへ突き刺した92分の勝ち越し弾。


ほんの一瞬身体を開いて、 キーパーが一歩も動けぬ位置にボールを鮮やかに流し込んだあの一撃は、


5年前の広島戦で見せた「ワンダーボーイ」の姿から、


今や誰もが認める「職人」の姿へ、 彼自身がこのクラブで変貌を遂げたこと、

 

 

それを証明するゴールでもあったと今振り返れば強く思う。

 

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別れは心の底から悲しいが、 彼がこれまで6年間もの間にもたらしてくれたこと、

 

それはチームにとってもクラブにとっても私自身にとってもとても数えきれなくて、

 

この拙文じゃ到底収まらないほど感謝しています。

 

 

 

 


そのプレーに魅了され、その生きざまに惚れ、そして常に「憧れ」 として勝手に追わせてもらっていた存在。

 

 

 

そんな男がここを離れて新天地へこれから向かうこと、 寂しい思いもある一方で、

 

「また輝ける場に巡り合えてよかった」

 

という感情も、決して強がりではなく私の中にある。

 

 

 

 

 


なぜなら私はわがままなので、 これまで数々のレジェンドに前例があるように、

 

 

彼もまた"ここ" に舞い戻ってきてくれる可能性を夢見ているから。

 

 

だからこそ、あのチャントは「俺らの」なんだと思う。

 

 

 

 

 

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こんなブログひとつじゃ綴り切れない思い、 ほんの少しでも届けば幸いです。

 

 

 

 

 

 

6年間、たくさんの夢と勇気を本当にありがとう、

 


松下佳貴。

 

 

 

 

 

 

 

kaname

 

 

 

2024年 ベガルタ仙台アウォーズ

きしょいポエム(下記リンク)とは別に、今回はシーズンの振り返りを行っていきたいと思います。

https://knm-fc.hatenablog.com/entry/2024/12/08/000438

 

 

「別に求めてないし(笑)」と言われても、やります。

 

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【シーズンMVP】

中島元彦

→今更の説明は不要でしょう。感じ取ってください。

 

 

 

【シーズンMIP】(最も印象的だった選手)

石尾陸登

→衝撃のサッカーIQ。DFとしてはストッパーとしてルカオを止めたりハイボールを跳ね返したり、ビルドアッパーとして中盤から冷静なボール捌きやオフザボールの立ち位置に注意したり、そしてチャンスメイカーとしては三笘ばりの正対ドリブルで相手を翻弄するなどプロ1年目から大暴れ。

 

 

 

【シーズンベスト試合トップ3】

③第35節 ホーム横浜FC戦

→勝てば昇格決定に横浜に対し、終始押し込まれ25本のシュートを打たれながら、スコアはその真逆の3-0という大勝を収めた”出来過ぎた”試合。相良の衝撃ボレー、エロンのホーム初ゴール、アオイのプロ初ゴールとどのゴールも非常に印象深い。

 


②第7節 アウェイ横浜FC戦

→開幕直後。それまで、3試合連続スコアレスドローと停滞感が漂い、「今年もこのチームはダメなのか、、、」と思わせた矢先の劇的な逆転勝利。復活の武将弾、覚悟の相良弾は、三ツ沢をゴールドにジャックした狂人たちのギアをブチ上げた。

 


①プレーオフ準決勝 アウェイ長崎戦

→勝ち点差11で3位の長崎に対し、4-1という衝撃の道場破り。試合の流れとしてもいずれも“必然の”4点で、昇格に賭けるこのチームの、そして日曜の九州アウェイながらスタジアムを乗っ取ってしまったサポーターの熱意を画面越しに感じ、DAZNの画面を見ながら大火傷を負った。

 

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【シーズン忘れたい試合トップ3】

③第34節 ホーム秋田戦

→ラストプレーのPK失敗ばかりフォーカスされるが、そもそも95分までいったい何をやっていたんだ?という虚無試合。それもまた人生だ。

 


②第32節 ホーム甲府戦

→シーズン終盤の大事な局面、2-0のリードを守れず、97分に直接FK弾で決壊。それもまた人生だ。

 


①第30節 アウェイ群馬戦

→ダントツ最下位の群馬に対し、何ひとつアクションが起きぬままスコアレスで終了。それもまた人生だ。

 

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【シーズンベストゴールトップ3】

③第20節 ホーム長崎戦 92分 松下

→「復活の教祖」がらしさを全面に見せた左足弾。3年ぶりのゴール、また当時20試合ぐらい無敗の長崎を逆転で負かした(と、あの時誰もが確信した)というストーリー性も込め、3位にランクイン。

 


②第10節 ホーム山形戦 10分 相良

→自らキャリアの隘路を選んだ邪魔者が去り、完全移籍でゴールドを纏った男が“ホンモノ”とは何たるかを見せつけた先制弾。38度の高熱を出しながらDAZN観戦していたが、この瞬間の体温は200度に上昇した。

 


①第25節 ホーム清水戦 52分 長澤

→普段寡黙で冷静な「先生」は、芝を踏んだ途端に獰猛で血気盛んな「戦士」となる。目も口も大きく見開いて、ベンチメンバーに殴りかからんばかりの勢いで疾走する”漢“のその姿には、誰もが胸を打たれた。ゴール自体も、何度もボールを奪われながらその度にしつこくねちっこく泥臭く奪い返し続け、波状攻撃でついに壁をぶち抜いてのゴール。森山センダイの生き様を体現する、雑草で華麗なゴールだった。


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【シーズンベストプレートップ3】

③第10節 ホーム山形戦 小出、相手10番を華麗に破壊

→口だけは達者な相手の10番に「チンチンにしたい」と煽られた小出さんだったが、この10番にキーパーとの1対1のチャンスを迎えられると、後ろからの華麗かつクリーンなタックルでしっかりとボールを奪い、シュートもファウルも与えず。どちらが格上かをプレーで見せつけた。

 


②第7節 アウェイ横浜FC戦 中山のサポ煽り→郷家の鬼プレス

→同点弾を奪いつつ、交代で下がることになった武将。仙台サポーターの歓声を受けながらピッチを去ると、脱いだユニをぶん回して彼らに着火。これで過熱されたサポーターがクソデカいコールを挙げると、それに呼応してか郷家が驚異の前プレスでDFからボールを奪い、相良の逆転弾を演出。「ともに闘えた」瞬間だった。

 


①プレーオフ準決勝長崎戦 残った郷家の左足

→右サイドへのロングパスを、トラップミスしてしまった郷家。相手の左SBに身体を入れられてボールはゴールラインを割ろうとするが、その瞬間にゴールドのソックスの左足が伸びた。身体はライン外へ、しかし、足の爪先だけはライン内へ。この執念のプレーでボールもチームの望みも繋がり、エロンの気迫の2点目が生まれた。


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【シーズンベスト感動シーントップ3】

③第34節 ホーム秋田戦後 後輩を励ます菅田先輩

→PK失敗で立ち上がれない梅木翼。その背中を支え、本人も負けて悔しいだろうに最大級の笑顔を見せて「大丈夫!大丈夫よ!」と声を掛けて頭を抱く同じ大学の先輩・菅田。このシーンは、リアルタイム(ユアスタ)では気づかなかったが広報カメラで確認して泣いた。

 


②第27節 ホーム鹿児島戦 キーパー総力戦

→林、小畑が負傷し、プロでの試合経験はほぼ無い松澤が先発。しかし、その松澤も後半早い時間に負傷してしまうと、梅田が急遽プロデビュー。本人は極めて堂々プレーし、またチームメイトもサポーターも全身全霊で支え、無失点で試合終了。普段一番のお調子者が、その笛を聞いた瞬間に泣き崩れる姿に強く”漢“を感じた。なお、試合後のシャンゼリゼで梅田が大暴れし、その真横で松澤が全方位に謝罪するくだりまでがセット。

 


①プレーオフ決勝 アウェイ岡山戦 試合後の選手整列

→スタジアム現地で周りに人が居る状況で、大声で咽び泣きながらチームコールを送ったことは人生で初めてだったと思う。悔いも悲しさもあるが、それ以上にこの楽しいシーズンを見せてくれた「感謝」の思いが強かったため、感動シーンとしてカウント。次は勝ってみんなで泣こうぜ。

 

 

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本当に、今年は久々の「楽しいシーズン」でした。残念ながら昇格まではあと一歩及ばずとも、“昇格”がはたして最終目的かというとそうではなく、極論私は“楽しいベガルタ”が見られればそれに越したことはないと思ってます。

J1行ったとて、数年前みたいにひたすらいじめられるだけ、みたいなシーズンならば本末転倒だからね。

 

 

 

でも、熱く闘う姿にはとても勇気もらったし、それを続けて行けば自ずと道は開ける。その“結果”としての昇格なのだと思っています。

 

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最後に、

皆さん、今年一年間お疲れ様でした。数々のサポート、改めて本当にありがとうございました。

 

 


それではまたともに闘う日まで。